研究所ブログ

光あれ‥?

             

曇天から一瞬光がさす劇的な瞬間を狙ったつもりが、ただの雲の切れ目を撮っていた甲府心理臨床研究所のSです。遠目で見ればカラバッジョか、エル・グレコみたいじゃん?と思う自分が不遜にすぎる。まあ思うだけはタダだし。

雨が降っていると髪の毛は跳ねるし、庭の草も気になるけど取りたくないし、やらなきゃいけない仕事はあるけどやりたくない。何でこんなにやる気がないのか‥と自分を責めるときもあります。でもそういうときは、そういうときなのですね。

良寛が病に臥せる友人に宛てた書簡に、”病むときは病むがよろしい”という有名な一文があります。大変だ!困った!治さなきゃ! ではなく、その時々に意味を見出して身をゆだねる、これも立派な病への対処法ですね。気持ちが落ち込まない人間なんていないし、病気にならない人もいない。私たちは自分が人間であることを、もっと楽しんでもいいのでは、と思います。

そうはいっても病気になるのは嫌だしなあ‥。みなさまくれぐれもご自愛ください。ではまた。

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